地域創造工学科地域デザインコース課題実習発表会
本日の5限~6限に令和6年度地域創造工学科地域デザインコースの課題実習発表会が行われました。
以下は、地域創造工学科地域デザインコースで課題実習の担当でもある寺澤先生より講評のあった内容をそのまま掲載させていただきます。
「日本大学主催第11回全国高等学校土木設計競技」
「最初に、私が指導していた土木設計競技の発表がありました。この研究は非常に困難な課題であったと感じています。2か月間で実験を終え、ポスターを作成して発表するというスケジュールの中で、生徒たちはお盆休みを返上し、9月15日の発表の前日まで実験を続けました。
発表資料の仕上げは新幹線の中で行い、厳しいスケジュールの中でも成果を残してくれました。協力していただいた方々に改めて感謝申し上げます。」
「3Dプリンターの活用」
「次に、3Dプリンターに関する発表がありました。建設現場でも3D技術が主流となりつつあり、スマートフォンで撮影した画像を3D化する技術も進化しています。こうした技術の進展は、今後皆さんが建設現場で活用する際のスタンダードとなるでしょう。」
「コンクリートの配合設計」
「続いて、コンクリートの配合設計についての発表がありました。コンクリートは「生き物」のようなもので、配合設計通りに結果が出ないことも多々あります。品質管理が重要であることを実感しました。」
「木材加工」
「木材加工についての発表もありました。この分野も天然素材を扱う土木業界の特性が表れており、生徒が1人で取り組んだ努力に感動しました。」
「ドローン技術の活用」
「最後にドローン技術に関する発表がありました。災害時に迅速な調査が可能なドローンは、今後の建設業界や災害対応において重要な役割を果たすでしょう。本校ではドローン測量を実施しており、生徒たちがその技術を学び、楽しみながら活用していることが印象的でした。」
「総括(寺澤先生より)」
「今回の発表を通じて、土木分野の幅広さや技術の進化を強く感じました。他校との連携やジョイントミーティングを通じて、全国的にも高いレベルでの学びが行われていることを実感しました。自分たちの学びに自信と誇りを持ち、残りの学びを大切にしてほしいと思います。」
筆者は、授業の関係で6限のみ課題実習発表会のようすを見学させていただきました。楽しみにしていたのですが、本当に残念でした。「ドローン技術の活用」の発表で2つほど質問をさせていただきました。星七君と元気君より、こちらの方を向いて堂々と答える姿を確認し、質問した内容についてよく理解していることを感じました。
また、筆者は隣の機械システムコースのクラスの担任でもありますが、3組のみんなは、本年度、将来の進路を意識し、目標を持ちながら土木管理施工などさまざまな資格の取得に前向きに取り組んでおり、日本大学土木設計競技の出場や、専門高校ジョイントミーティングに参加をする姿から、本当の意味で楽しく、そして素敵な学校生活につなげていると思っています。
3年3組地域デザインコースのみなさん、1年間、お疲れ様でした。